先日、北海道博物館を見学しに行ったついでに、近くにある北海道百年記念塔も見てきました。
時間があれば登ってみようと思ったのですが、まさかの展開に!
今回はその時の様子を写真と共にまとめました。
(2017年に訪問した時の記録で、現状と異なる部分もあるかもしれません)
北海道百年記念塔とは
まず、北海道百年記念塔とはどんな建物なのか、改めて調べました。
北海道旅行などで新千歳空港を降り、札幌へ向かうJRの車窓から、冒頭の写真のような塔を見たことありませんか?
それこそ、まさに北海道百年記念塔なのです!
私自身も初めて見たときは、あれは何なのだと、とても不思議でした。
あの独特な形が、自然風景の多い北海道の中にあってもひときわ異彩を放っております。
公式には次の通り説明されております。
北海道百年記念事業の主要事業の一つとして、北海道の開拓に尽くされた先人の苦労に対し感謝の心を込め、未来への限りない発展を象徴するものとして建設された、高さ100mの公園内のシンボル的な塔です。
デザインは全国から公募された299点の中から選ばれたもので、上空に向かって無限大の高さで一点に交わる二次曲線によって未来への発展を象徴し、平面的には雪の結晶の六角形をかたちどっており、昭和45年に完成し翌46年4月から一般公開されています。
<北海道開拓の村公式サイトより引用>
何と完成してから、すでに40年以上も経っているのですね。
塔の造形は、空に向かい無限に延びる曲線によって未来への発展を象徴しています。
また、塔壁面の凹凸は風雪と闘った歴史の流れを表現しております。
塔断面は「北」の文字を、基部の平面は六角形の雪の結晶を形象しているらしいです。
外壁は茶色の鋼板で覆われおります。
実際に北海道百年記念塔の近くまで行ってきました
北海道博物館を訪れたあと、帰りのバスが来るまで時間がありました。
ちょっとぐらいなら見ていけるだろうと、実際に北海道百年記念塔の近くまで行ってきました。
博物館から早歩きで5〜6分ほどで、塔の近くまで行くことができます。
近くで見ると、さすがに迫力がありました。
高さが100mもありますし、周りには高い建物などありませんから、余計に大きく見えるのです。
足元は、池(堀?)があり、一部干上がっているとこともありましたので、常時水で満たされているわけでもなさそうです。
周りはこんな感じで芝で覆われており、天気の良い日などは、家族連れなどがくつろげそうな場所になっております。
当日も2〜3組ほどの家族がくつろいでいました。
北海道百年記念塔の中に入ることはできませんでした
北海道百年記念塔は、普段は高さ23.5mほどのところにある展望室に無料で入ることができました。
しかし、私が行ったときは、ちょうど老朽化対策工事が行われていた関係で立ち入り禁止でした。
ただ、時間もなかったのでどちらにしてもダメだったかもしれませんが。
きっと眺めは良いはずです。
ちなみに入口付近は、写真のように何かしらの装飾がされております。
もっと近くで見たかったのですが、まあそれは次の機会があれば、じっくり眺めてみたいですね。
私が行ったときは土曜日だったのですが、人もほとんどおらず、ゆったりとすることができました。
今回はあまり時間がなかったので、あまり写真を撮れませんでしたが、何となく雰囲気が伝わっていればいいなと思います。
もし、北海道旅行などで札幌を訪れ、時間に余裕があり、足を伸ばせそうであれば、北海道博物館と百年記念塔を見に行くのも悪くないでしょう。
北海道百年記念塔が取り壊されることに・・・
なお、すでに報道されている通り、北海道百年記念塔は老朽化のため、残念ながら取り壊しが決まりました。
道は4日、北海道100年にちなみ高さ100メートルで建立された道立野幌森林公園(札幌市厚別区)内にある北海道百年記念塔を解体する方針を固めました。https://t.co/eJEIfGhHYD pic.twitter.com/Wc2FhAUkfB
— 北海道新聞 (@doshinweb) 2018年9月4日
これだけのものは北海道にはほとんどないので、取り壊しは残念です。
もう中に入ることもほぼ不可能になってきました。
もし、見学するのであればなるべく早く訪れることをオススメします。