札幌に移住してから、是非とも見学にいきたかった場所の1つが北海道大学植物園です。
北海道大学(北大)にはキャンパス内に博物館があるのですが、それとは別に植物園もあるのです。
名前の通りメインは植物なのですが、実は貴重な剥製が展示されている博物館があります。
一度見てみたいなあとずっと思っていたのですが、ずっと行けずにいました。
しかし、ようやくタイミングよく北大植物園を訪れることができました。
今回は北大植物園に訪問したレポートです。
(訪問したのは2018年なので、現在とは異なる部分もございます。)
北大植物園までのアクセス・入園料・開館時間など
まずは北大植物園までの行き方や入園料などについてまとめました。
アクセス
地図でご覧いただくとお分かりの通り、北大のキャンパス内とは別の場所にあります。
道庁の赤れんがの近くになります。
札幌駅から徒歩で10分程になります。
なお、駐車場はありませんのでご注意ください。
入園料
16才(高校生)以上 | 420円 |
7~15才(小中学生) | 300円 |
6才以下(未就学児) | 無料 |
これ以外にも団体割引などもあります。
開館時間・休園日
- 4/29~9/30:9:00~16:30 (入園は16:00まで)
- 10/1~11/3:9:00~16:00 (入園は15:30まで)
休園日:月曜日(祝日の場合は開園、翌日が振替休園日)
なお、冬期期間(11/4~4/28)の営業もありますが、温室のみ見学ですので、あまりオススメではありません。
冬季期間の営業時間などは以下の通りです。
- 開園時間
平 日 10:00~15:30 (入園は15:00まで)
土曜日 10:00~12:30 (入園は12:00まで) - 休園日
日曜日・祝日、12/28から1/4 - 料 金
7才(小学生)以上:120円
なお、最新情報については、北大植物園の公式サイトをご確認ください。
北海道植物園の中にある博物館を見学
北大植物園という名前ですから、本来は様々な植物の展示や研究をする施設です。
でも、それよりもお勧めしたいのは、植物園内にある博物館です。
まずは入園後、まっすぐ博物館へ向かいました。
(園内に看板が出ているので、道に迷うことはないでしょう)
博物館の建物にたどり着くと、目の前にヒグマの剥製が見えます。
博物館内には様々な展示物がありますが、見ておくと良いのは様々な剥製類です。
その中でも見ておくべきはこの3つです!
まずはヒグマ!
説明にある通り、昔、人などを襲い射殺された本物です!
大きさも相当なものです。
こんなのに襲われたら一瞬であの世行きだろうなと感じてしまいます。
続いて、エゾオオカミです!
すでに絶滅しており、剥製としてもほとんど残っておらず、かなり貴重なものです。
以前、東京国立科学博物館でニホンオオカミの剥製を見たときは、小さくてちょっとがっかりしたのですが、エゾオオカミは違います!
とにかく大きい!
こんな大きなオオカミが昔北海道に実在していたのですから、怖いです。
それで昔、入植者が駆逐してしまったのも仕方ないかもしれませんが、絶滅してしまったのは残念です。
最後はこちら!
南極観測で活躍した樺太犬タロです。
「南極物語」などの映画でも有名ですが、1年間取り残されながらも生き残ったうちの1頭です。
ジロは東京国立科学博物館で見たのですが、タロは見ていなかったので、ようやく出会えました。
こちらもなかなかの大きさです。
樺太犬も今は絶滅してしまい、貴重な剥製となってしまいました。
この3つだけでも十分観にいく価値があります。
本物を見たときの迫力と大きさに驚くこと間違いありません!
なお、他にもトドなどの海獣やニホンカワウソなどの貴重な剥製も展示されています。
北大植物園に残る明治時代の貴重な建築物
北大植物園内にある博物館の剥製だけでもみる価値は十分なのですが、それ以外にも他にも明治時代に建てられた貴重な建築物が残っております。
1つ1つの説明は省略しますが、いずれも昔、大学の実験などで使われていた建物なのだそうです。
中でも面白かったのはこちら。
実はこれトイレです。
しかも現役!
男子トイレですが、中はこんな感じでした。
思ったより綺麗でした。
(2021年現在、閉鎖中とのことです)
北大植物園の植物は春〜初夏が見頃
ちなみに私が北大植物園を訪れた時期は9月初旬でしたので、花はシーズンが終わっており、あまり咲いていませんでした。
もし花が咲いている時を狙うにであれば、5月〜7月ぐらいがキレイだと思われます
でも、9月でも園内は自然がとても残っていて、癒されます。
そして、園内の所々でエゾリスを見かけることができました。
あまり人を恐れないのでしょうか。
園内を回っていると4、5回ぐらい見かけました。
ここの環境はエゾリスにとって暮らしやすいのでしょうね。
以上、北海道大学植物園についてのレポートでした。
今度は初夏に花がきれいに咲く時期に、草花をメインに見学しにいきたいですね。
もし、貴重な絶滅動物の剥製などに興味があれば、ここは絶対に外せないでしょう。