日本で一般的に使われている電気製品のコンセント、毎日当たり前のように使っているので、コンセントの形状など細かいところまで気にしなことなんて、ほとんどないだろう。
しかし、以前自宅で使っていた家電製品のコンセントで、なんとも不思議な物を見つけてしまった。
もしかすると、これはこのまま使い続けると危険な可能性があるかもと思い、調べてみたところ、やはり問題ありだった!
コンセントのプラグに穴が空いてない!
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普通、日本で使われているコンセントのプラグは、このように差し込む刃に当たる部分に丸い穴が空いている。
ところが、昔自宅で使っていた加湿器のコンセントはこうなっていた!
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あれ?プラグに穴が空いていない!
昔購入した加湿器のコンセント、通販で家に届いた時から変だなと感じていたが、普通に使えるので、当時は大して気にしていなかった。
でも、コンセントのプラグを見れば見るほど見るたびに、やはり変だなと違和感を覚えるようになったため、調べてみたら、驚きの事実が判明した。
コンセントのプラグに穴が空いている理由にはちゃんと意味がある
そもそも、コンセントのプラグに丸い穴が空いているのには何か理由があるのか?
実際に調べてみると、やはり意味がある物だった。
コンセントの中にあるプラグ栓刃を保持する「刃受けばね」の「ボッチ」と呼ばれる突起があり、プラグを充分、最後まで差し込むと、栓刃の穴に「ボッチ」が入り、最後まで差し込んだ事を感触で知らしめたり、差し込んだ後、プラグがコンセントからコードの重みで、ズレ落ちたりしない事を目的としています。
<「一般社団法人 日本配線システム工業会」のWebページより引用>
図にするとこういうことである。
<出典:一般財団法人中国電気保安協会>
つまり、コンセントのプラグの穴は抜けないように固定するためのものだったのである。
穴が空いていないコンセントプラグを使ったらどうなるか?
コンセントのプラグの穴に意味があることはわかった。コンセントが根元までしっかり差し込まれていないと、接触不良を起こして過熱したり、プラグの刃にクリップなどの金属片が隙間に入り込んで接触するとショートして火災の原因にもなる。また、ブレーカーが落ちて停電になる恐れや、誤って小さい子どもやペットが触って感電事故になった事例もあるそうだ。
つまり、プラグに穴が空いていないコンセント使用するのは危険であるということ。それに加え、日本で使うプラグの形状は経済産業省令(電気用品の技術上の基準を定める省令)で規定されている。
省令の「別表第四 配線器具 6.接続器の図1」でプラグの栓刃根元から11.7mmの箇所に直径3mmの穴を指定しており、穴は義務化されている。つまり、穴が空いていないコンセントプラグは不良品ということなのだ!
もし、コンセントプラグに穴が空いていない電化製品を使っていたら即刻使用を中止した方が良い。電化製品を購入して、さほど日にちが経過していないのであれば、購入店に相談し、返品か代替品に買い換えるべき。
ちなみに、刃受けの「ボッチ」(コンセントを差し込む側、いわゆるメス)は任意なのだそうだが、大抵はついていると考えて間違いない。
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実際に、昔使用していたコンセントに穴がない加湿器がこれだった。2017年ごろに購入したもので、買った当初、異常に安いなあと感じたのだが、実際に届いたものは、こういう落とし穴があったとは。やはり中華製であるが故に、コンセントなど細い部分のチェックがいい加減だったのだろう。
しばらくは、壊れることもなかったでそのまま使っていたのだが、やはり怖くなり、早い段階で処分して新しいものに買い替えた。
今後買物をするときは、あまり聞いたことがないメーカーや、安すぎるモノは避けないとダメですな。

