最近、自宅で使うパソコンをWindowsからMacに再び変えた。Windowsも悪くないのだが、スマホはiPhoneを使っていること、トラックパッドの操作性が良いことなど、総合的判断でMacに戻った。昔よりは高いが、MacBook Airを16万円台で購入できるのはお得だと思う。
ところで、Mac悩むのがOfficeソフト、個人ではあまり出番はないが、それでもワープロや表計算ソフトをたまに使うことはある。Macの場合は標準でPagesというワープロソフト、Numbersという表計算ソフトなどが入っているが、実際のところMicrosoftのWordやExcelの方が何かと便利で、本格的に作業するならそちらを使いたい。
ただ、用意するには別途ソフトを購入するか、サブスクで契約する必要があり、しかもまあまあ高いので、頻繁に使わないのであれば勿体ない。
しかし、一部の機能に制限はあるものの、無料で利用できるWeb版のOfficeがある、個人でちょっとしたことに使うなら、それで十分である。実際の使い勝手などについて取り上げてみたい。
PCがMacでも無料でWordやExcelが使えるMicrosoft365
iPhoneやiPad向けのiOSで使えるWordやExcelのアプリはあるのだが、パソコンで使えるMac向けの無料アプリはない。先ほども述べた通り、MacでWordやExcelを使いたい場合は有料で購入する必要があるが、多少制限はあるものの、無料で利用できるOfficeが用意されている。
利用できるのはMicrosoft365というクラウドツールで、その中に無料で使えるWeb版のOfficeが用意されている。アプリをインストールするのではなく、Web上で操作するスタイルにはなるが、画面は見慣れた物である。
これはWordの画面。
こちらはExcel。
そしてPowerPointもある。
いずれもブラウザで開いた物だが、Windowsで開いた画面とほぼ変わらない。操作方法もほぼ同じで、慣れていればすぐに使えるだろう。
Macにも元々入っているアプリはあるが、私自身、学生時代から長年WordやExcelを使っていたので、できればこちらを利用したいと思っていたので、Macでも無料に使え、便利である。
今回は登録の方法などについては詳しく説明しないが、もし試してみるのであれば、下記のMicrosoft365のページへアクセスし登録をすれば、すぐに利用できる。
無料のWeb版WordやExcelで出来ないことや制限されていること
MacでWordやExcelを手軽に使えることは良いが、やはり無料であるため、できることと出来ないことがある。Web版の無料Officeで出来ないことは次の通り。
Office全体
- インターネットへの接続が必須
- データはOneDrive上に一度保存しないといけない
- MIcrosoftアカウントの登録が必要（無料）
- マクロの作成、編集、実行ができない
Word
- ハイパーリンクのリンク先を編集できない
- 図形やテキストボックスを追加できない
- 引用の追加と更新ができない
- 目次の追加と更新ができない
- パスワードで保護されたドキュメントは開けない
Excel
- データの入力規制を新規で設定できない
- 一部の関数の挙動が製品版と異なる
- 保護されているブックを表示できない
PowerPoint
- オーディオの追加ができない
- ヘッダ、フッタ、日付・時刻、段落番号を編集できない
- スライドマスターを編集できない
- グラフを追加できない
- 画像の圧縮ができない
- 上付き・下付き文字が使えない
- スライドショー機能が限定的
Macで無料で使えるWeb版WordやExcelは個人利用なら十分かも
以上、MacでもWordやExcelを無料で利用できるMicrosoft365のWeb版Officeについて取り上げてみた。機能に制限はあるものの、個人で使う分には特段問題はないレベルではないかと思われる。そもそも個人でマクロを使うことなんて滅多にないだろうし。ただしPowerPointについては制限が多いので、本格的なプレゼン資料を作成するには物足りないかもしれない。
まずは無料でWeb版のOfficeを使ってみて、他の機能が必要になった際に製品版の購入を検討して良いのではないか。
私もかつてはMacの標準でついていたワープロやスプレットシートを使っていたが、今は、完全にMicrosoft365のWordとExcelの愛用者である。