北海道への移住に不安だった私を後押ししてくれた1冊の本

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北海道へ移住しようと考えていた頃から、何か手掛かりになるようなないものはないかと、いろいろなことを調べました。

ネット上でも色々調べましたが、それ以外にも何かないか?

移住について書いてある本はないものかと色々探したところ、何冊か見つかりました。

その中でも、一番自分の心に突き刺さった1冊をここで紹介します。

単身で下川町へ移住した記録「北海道田舎移住日誌」

その本は、はた万次郎さんが書いた「北海道田舎移住日記」という本です。

この本は、本当に面白かったです。

移住というと、やはりうまくいかないときのことも考えてしまうものです。

でもこの本では、移住を堅苦しいものとして書かれていません。

むしろ一人で田舎に飛び込んでも、楽しく生活できそうだなと感じる内容でした。

 

著者のはた万次郎さんは北海道生まれマンガ家です。

高校卒業後に上京したものの、北海道で生活をしたいと思うようになり移住します。

移住先は、なぜか道北の下川町です。

(スキージャンプのレジェンドである葛西紀明さんの出身地でもあります)

下川町はハッキリ言えば田舎です。

観光スポットといえば「万里の長城」とは名ばかりの小さな建造物と温泉しかありません。

なぜ、下川町を選んだのかというところにも注目してもらうと面白いかもしれません。

下川町移住後の生活はまさに「リア充」

本書では東京での生活に一区切りをつけ、移住先の住まい捜し、引越してからの暮らしを日記形式で書き綴られており、引越後の下川町での生活についても触れています。

移住してからは、愛犬ウッシーと共に過ごす日々を淡々と語られています。

周りの人々のこと、冬の北海道ならではのトラブル、スキーや山菜・タケノコ狩りといったこの土地ならではの遊びなどのことなどで、これと言って何か大きな出来事や事件が起こるわけではありません。

でも、それがほのぼのとしていて、とても楽しそうなのです。

また、北海道移住で一番気になるであろう冬の生活についても触れています。

確かに大変ではありますが、それでも悲壮感漂うものではなく、むしろそれを楽しんでいるようです。

 

私はこの本を読んで、これなら単身で北海道に移住しても生活していける自信がつきました。

それまでは、失敗したらどうしようと不安ではありましたが、なんとかなるとポジティブに思えるようになりました

本書は漫画でなくエッセイで書かれておりますが、読みやすい文章ですので、片手間でも気楽に読める1冊です。

移住した時期は1990年前半ごろの昔の話ではありますが、参考になることも多く、移住後の生活もイメージしやすかったです。

特に、単身で北海道に移住したいなあと考えているならば、読んで損はないでしょう!

文章が苦手なら漫画もあります

紹介した「北海道田舎移住日記」はエッセイですが、もともと漫画家であるので、漫画でもほぼ同じようなことが書かれた本が出ております。

それが「北海道青空日記」と「ウッシーとの日々」です。

私は北海道田舎移住日記を読んだ後に漫画を読みましたが、どちらもほぼ同じ時期に書かれており、ストーリーはかぶっています。

「ウッシーとの日々」は、その後の話も書かれておりますので、気になったなら読んでみても面白いかもしれません。

現在のはた万次郎画伯は?

ちなみに、はた万次郎画伯は、今現在も下川町で生活をされているようです。

あまり表舞台には出ておられませんが、はたまん文庫というWEBサイトで作品を発表されています。

相変わらずシュールで味のある絵を描かれています。

人によってはわけわからないかもしれませんが、ほのぼのして癒されますね。

電子書籍も出版されておりますので、今度読んでみようかなと思っております。