北海道に移住して間もないころ、引越先の住居での設備でどうもよくわからないものがありました。
これは一体なんなのだろう?
これは北海道だけ?上向きについている蛇口
それは、お風呂場と風呂場前の脱衣スペース付近にあります。
それが冒頭の写真に載っているものです。
ご覧の通り、上の方に水道の蛇口がついております。
でも、どうも変です。
まず、そもそも天井に近いところに蛇口があるのが不思議です。
こんなところから水やお湯を出すシーンなど想像もできません。
どう考えても不便です。
さらに、もう1つおかしいのが、蛇口が上向きになっているのです!
これをひねって、水やお湯が出てくるはずですが、なせわざわざそんな向きに?
別にこんなところで噴水ごっこをして遊ぶわけでもないですし(笑)
当然ながら、今のところ怖くて蛇口は回していません。
一体なんのためにあるのか?
蛇口が逆さまになっているのは北海道ならではの理由だった!
自分が住んでいる部屋の場合、給湯器付近以外にも風呂場の蛇口も同じようになっていました。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、ここにも上向きの蛇口があります。
しかもこのお風呂場、水道管がむき出しです。
まあ築年数が40年近い住まいなので、リフォームなどを進めているうちにそうなったのかなと思います。
細い管が水やお湯が流れる管、太い管は給湯器の排気管です。
いよいよ、本当にこの上向きの蛇口の謎は深まるばかりです。
さすがにこのまま放っておくわけにはいきません。
調べてみたところ、謎が溶けました。
(札幌市のページを参照)
実は、水抜きをするときに、空気を入れるために開ける「空気入れ蛇口」と言われるものでした。
北海道の冬はかなり底冷えし、水道管が凍って水が出ないことがあります。
凍結を防止するために、水落という作業をしなければいけないのです。
(簡単にいうと、水道管に残っている水を抜いて空にすること)
でも、実際にどうやっていいのかが実はよくわかっていません。
引っ越して間もなく、周りに知り合いもいないため、聞ける人もいません。
時間があるときに管理事務所で確認してみます。
ガス給湯器が室内にあるのも北海道ならでは
さらにもう1つ気になることが。
それはガス給湯器が室内にあることです。
今まで東京などで暮らしていたときは、このタイプの給湯器が部屋の中は設置されておりません。
大体ベランダや玄関の外に設置されていることが殆どです。
少なくとも、今まで私が住んでいたマンションでは、部屋の中に設置されているのを見たことはありません。
でも、これについてはなんとなく理由は想像つきます。
それは冬の北海道で外に置いたら、給湯器自体が凍ってしまいガスがつかないのでしょう。
旭川の両親が住んでいるマンションでも、給湯器は部屋の中にありました。
このように、住居の設備1つとっても、北海道は本州とは違っているのですね。
これから先、冬になったらどうなるか心配ではありますが、まあなんとかなるかなと。