5月になると、ようやく北海道にも春が訪れます。
4月の終わりごろには桜も散りますが、そのころの平均気温は10度前後、まだ暖房に頼る日が続きます。
そんな時期に、様々な花も咲き始めますが、早くも紫の花も見かけます。
紫の花というとラベンダーが思い浮かびますが、ラベンダーは7月が開花時期で、5月に咲くというのは、さすがに早すぎます。
実は、ラベンダーみたいに見える紫の花は、別の種類なのです。
北海道で5月に咲いている紫の花は?
先日、外出した際に、周りを眺めてみると、家の周りの芝生は青々と茂り、タンポポも綺麗に咲いていました。
自宅近くには、所々に小さいながらもガーデニングの庭があります。
丁寧に手入れをされており、色とりどりの花を眺めることができます。
5月ごろは、ちょうどチューリップが咲きごろで、赤や黄色などの花を咲かせています。
そんな中、ちょっと目についた花がありました。
まあ、なんとも綺麗な紫ですね。
みると、なんだかラベンダーみたいですが、ちょっと違うような気がします。
これはいったい何の花なのでしょう?
北海道で5月に咲く紫の花は「ムスカリ」
5月に咲いている紫の花、さすがにラベンダーではない気がしてきました。
調べてみたところ、一見ラベンダーと思われた紫の花は「ムスカリ」という種類の花でした!
花の形がぶどうの房のようなので、ブドウヒヤシンスとも呼ばれることもあります。
原産地は地中海沿岸地方を中心とし南西アジアでも見られます。
日本には30数年前ごろから市場に出回るようになり、日本全国に広がっております。
主に園芸植物として育てられておりますが、最近では公園などでも普通に見られるようです。
開花時期は3月初旬から4月末ごろであるので、今の時期の北海道で咲いているのは理にかなっております。
北海道で咲いている紫の花というとラベンダーのイメージが強いのですが、さすがに5月に咲いてるなんてことはなかったですね(笑)
ラベンダーの開花時期は7月ごろ
ちなみにラベンダーの開花時期は7月、5月に咲いていることはほぼありません。
よく見ると、上記の写真の通り、ラベンダーは明らかにムスカリとは違いますね。
北海道のラベンダーは7月ごろが見頃、富良野にあるファーム富田などが有名です、一度は訪れてみたいスポットです。