過去に北海道の移住に失敗した私の黒歴史について振り返る

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2016年に北海道の札幌に移住してから8年経ちました。

今のところ、特に不満や困ったこともなく移住生活を満喫しています。

しかし、実は北海道に移住したいと決めて、すんなりと成功したわけではありません。

過去に何度か移住しようとして失敗しております。

移住の失敗のパターンとしては、

  • 移住したけど馴染めず出て行ったケース
  • 移住したくても障害があり出来なかったケース

要は移住後の失敗か、移住前の失敗に分かれます。

自分の場合は、移住前の失敗です。

 

自分が北海道に移住しようとして、過去に3度失敗しています。

1度目は新卒の就職活動の時、この時は就職氷河期の真っ最中で道内企業の求人がなく断念。

後の2回は2005年と2013年に道内企業に転職しようとするも、結局条件の不一致や不採用などで諦めました。

 

全ての失敗で共通することは、道内企業に就職できなかったことです。

この当時は「移住=地元企業への就職」と考えており、それにこだわりすぎていました。

結局は、会社勤めをやめて独立しする道を選び、やっと北海道への移住を叶えることができました。

今回は、2013年に北海道への移住を試みて失敗した時のことについてまとめました。

【2013年の北海道移住失敗】移住をしようと思った経緯

2013年当時は、普通にサラリーマンとして勤務していました。

この当時は仕事でも行き詰まることが多く、上司との関係もうまく行っていませんでした。

そうなると会社に行くのがつまらなくなるのは当然です。

また、同時期に祖母が亡くなり旭川に戻り、そこで落ち着いて今後のことを考える時間もありました。

 

この時の私は仕事中心の生活でしたから、仕事がうまくいかなければ何もうまく行くわけがありません。

もうこの状況でやっていくのは無理と思い、転職を考えるようになりました。

どうせならこのまま北海道に移住しようと思い、活動を開始したのでした。

それが2013年2月から3月にかけてのことでした。

 

この当時、すでに40に差し掛かっていましたので、転職するにしても厳しいのはわかっていました。

そのため転職以外に生活していく方法も検討しました。

具体的には、

  • 自分で起業
  • 株やFXで投資家になる
  • パート・アルバイトなど非正規雇用

しかし、当時の自分にはそんな自信はなく、普通に転職しようとしか考えられませんでした。

そして、ここから移住とともに転職活動をするために、ネットなどで情報収拾を始めました。

【2013年の北海道移住失敗】アラフォーからの転職活動の厳しさを思い知らされる

よし、移住しようかと思っい情報収集を始めたのは良いものの、なかなか踏ん切りはつかないままでした。

歳をとると、どうしても失敗した時のことを考えることが多く、思い切った行動をとることができません。

いくらつまらない仕事とはいえ、大きなヘマさえしなければ身分は保証されている正社員という立ち位置はやはり大きいです。

それに、当時は持ち家もなく、今後何かの間違いで路頭に迷った時にどうしようという恐怖もありました。

 

しかし、祖母の葬儀で旭川に戻った時、たまたま両親と住居についての話をしました。

今住んでいる旭川のマンションは将来的に自分に譲渡するという話が。

これで将来の住まいの心配はなくなりました。

1つ心配ごとがなくなったことで、本腰を入れて転職活動を開始しました。

2013年4月、春になり気持ちも暖かくなり始めました。

 

いくつかの求人サイトに登録をし、企業側からのスカウトもあればと待っていました。

しかし、やはり40前後の求人というのは少ないです。

おまけに地方ですからさらにその数は限られたものになります。

それでも移住することを優先し、自分がやりたくない業種や職種にも応募しました。

 

そして、少ないながらも応募が通り、何社か面接にこぎつけることができました。

【2013年の北海道移住失敗】面接まではいくものの・・・

2013年4月ごろから転職活動を続け、何社か面接に進むことができました。

最初に訪問した企業は東京に事務所があり、そこで会うことができました。

1時面接は通り、2次面接は札幌でというところまで進んだのですが、ちょうど他の企業の面接などもあり、保留していました。

(結局は、そのまま辞退)

 

実は北海道の企業とは別に、東京の企業の面接も受けていました。

こちらは単純に仕事内容に興味があり応募したら面接まで進むことができたからです。

(つまり、当時いた会社がいかに嫌だったかということです・・・)

 

しかし結果は不採用・・・。

その後しばらく企業側からの連絡もなく、かなり落ち込んだ日々が続きました。

もうどこからも連絡がなく、何度ももう断念しようかという気持ちなりました。

 

ところが、1つ応募していた道内の企業から面接の連絡が入りました。

場所は札幌です。

気になっていた企業で、採用されればここに行こうと思っていたところでした。

よし、ここは外すわけにはいかないと、しっかり準備をして乗り込みました。

これが2013年5月末の頃でした。

 

この日のために有給を取り、日帰りで札幌へ向かいました。

面接が1社と、地元の人材紹介会社1社を訪問しました。

面接の方は、なんとなく噛み合わないところもありましたが、条件面はかなり妥協し、自分のアピールもしっかりできたので、それなりに手応えは感じられました。

あとは連絡を待ち、この結果次第で次の対策を考えようとしました。

 

ところが、ここで思わぬ事態が発生します。

そして、これが理由で転職と北海道移住を断念することになったのです!

【2013年の北海道移住失敗】予想外の事態で移住を断念

北海道の移住、そして転職活動を断念せざるを得ない事態とはどんなことだったのか?

実は当時勤めていた会社で突然の人事異動があり、自分にも辞令が出たためです。

忘れもしない、2013年6月7日のことでした。

 

5年近く同じ部署におり、多分異動はないだろうと思っていたので、自分でも突然のことでかなりびっくりしたのを今でも覚えています。

思えば、年初の面談で環境を変えたく部署異動の希望を出していました。

どうせ無理だろうと思っていたのですが(笑)

自分で出して希望であったため、まさか転職活動していると断ることもできませんでした。

 

でも、社内とはいえ環境がガラッと変わるため、もしかしたら良い方に転がるかもしれない。

もしかすると、自分はまだ移住する時期ではないという神のおぼしめしかもしれないと。

(ちょっとそれは言い過ぎかもしれませんが)

 

こうなった以上仕方ありません。

新しい部署でもう少し頑張って仕切り直すことにしました。

 

まさかこんな形で転職活動と北海道移住が終わるとは考えてもいませんでした。

でも、今考えれば新部署では様々な経験をすることができ、今でもそれが役に立っています。

 

ちなみに、面接に行った道内企業ですが、面接から20日以上も経過してから結果が通知されました。

まあ不採用だったのですが・・・。

でもこれだけ連絡が遅い企業もどうなのかなと考えれば、これで良かったのかもしれません。

 

この結果を持って、2013年に行った北海道移住の計画と転職活動は終焉しました。

結局は失敗だったのですが、強制中断されたというのが正しいのかもしれません。

もし今、転職していたらどうだったろうと思うこともあるけれど・・・

以上、私の北海道の移住失敗談でした。

 

移住に失敗した原因は何でしたかと問われたら「転職活動に失敗したこと」という回答になります。

移住するにしても、生活するためには収入がなくては成り立ちません。

ですから職探しを優先するのは、当時の自分としては当然のことでした。

結局は思わぬ理由(社内の異動)で中断することにはなりましたが。

 

転職活動していた2013年当時は、まだまだ求人も厳しい時期でした。

仮に中断することなく活動を続けていて、果たして成功していたかどうかもわかりません。

40近い人間を採用する企業だってかなり限られてきます。

 

さらに仮の話になりますが、2018年から2019年になる現在、日本全国で人材不足が問題になっております。

北海道も例外ではなくサービス業を中心に人手不足で厳しい状態になっております。

もし、2013年がそんな状況であった、あるいは今現在自分が転職活動をしたらどうなのだろうか?

当然、職種は業種は限られてきますが、もしかしたら採用されるなんてことがあるかもと考えることがあります。

そうなっていたら、自分の人生もガラッと変わっているのだろうなと思うことがあります。

 

でも、今の状況については概ね満足しています。

確かに苦しいこともありますが、自分で決めた道ですので。

一度しかない人生ですから、恐れることなくやりたいことにチャレンジし続けていきたいです。

 

ようやく移住を実現できた記録については、下記の関連記事も合わせてご覧いただければと思います。

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