毎日流されるニュースで、政治や経済のこと、国外で勃発している紛争など、生活に直結するかもしれないことが日々報道される。
その一方で、エンタメ情報の話題も注目されるが、芸能人の結婚、出産、スキャンダルなど様々なニュースが流れ、一喜一憂している人も多いのかもしれない。
正直どうでも良いと思いながら、知っている名前を見つけると、ついつい覗き見してしまう。
自分にもそういうゴシップに関する興味がまだまだ残っているようだ。
今回は、そんなエンタメ系の話題でちょっと気になったことについて触れようと思う。
60代の男性が10代の感性を綴る違和感、秋元康という「職人」の異常な新陳代謝
今回は、日本で有名な女性アイドルグループであるAKBや乃木坂46などの坂道系に携わっている人物について不思議に思うことである。
最近はグループのメンバーが卒業することが大きな話題として取り上げられることが多い。
一昔前は、有名なメンバーや曲くらいは知っていたので、それなりにヘェ〜と思うこともあったが、最近は正直なところ、もうメンバーのことなどほとんどわからないので、卒業とかそういうニュースがあっても、何の感情も湧かない。
どうしても、人の入れ替わりが多いグループが長く活動すると、初期に比べて思い入れも薄まり、徐々に興味も薄れてしまう気がする。
ところが、グループが結成されて10年20年と経っているのに、未だに楽曲の作詞を一手に担っているのが、秋元康である。
メンバーやファンはどんどん入れ替わり新陳代謝が進んでいるのに、作詞だけは今に至るまで秋元が全て書いている。
ここでは、詞の出来不出来は置いといて、よく20年近くも飽きずに書けるものだ。
しかも10〜20代の女性が歌うものを、60過ぎたおっさんが書いている。
よく世代間のギャップを感じさせず詞を作れるものだと感心すると共に、それを20年以上も継続できていることにビックリである。
彼は職業作家なので、ある程度感情を殺し、トレンドを取り入れて書くのが得意なのだと思うが、長年かけて身につけた技術なのだろう。
とはいえ、可愛いアイドルたちがニコニコしながら歌ってる歌詞が、おっさんが作ったものだと考えると、不思議な違和感がある。
いつまでAKBや坂道にしがみついて歌詞を書いているのだと批判もあるだろうけど、ここまでくると「作詞:秋元康」というスタイルが完成しているので、変わることはできないのかもしれない。
もしそれができないということは、グループの終焉(解散)なのだろう。
ハロプロみたいに、早い段階でつんく♂以外が曲を書く体制を作っていれば良かったのかもしれないが、AKBや坂道は良くも悪くも秋元康依存ありきで売り出してしまったため、後戻りができない。
同じ道を辿りそうなのが指原莉乃がプロデュースする「=LOVE」などのグループであるが、秋元と同じことをしたら後が大変な気がする。
秋元康依存のやり方がいいのか悪いのかはわからないが、ともかく20年以上も飽きずに女性アイドル曲の作詞を続けられるのは、職人でありプロフェッショナルであることは間違いない。
好きで書いているのか、それとも書くことがシステムの一部なのか。どちらにせよ、感情を一定に保ち、看板を背負い続けるその持久力こそが、この業界で生き残るための真の『才能』なのだろう。
