1981年のヒット曲「メモリーグラス」。
堀江淳のデビュー曲にして最大のヒット、数々の歌手によってカバーされて今も歌い継がれています。
その中から、今回はいくつかカバーしたバージョンを取り上げます、中でもびっくりしたのは、あの演歌歌手の歌声です。
メモリーグラスのカバー比較
まずは堀江淳のオリジナルを。
男性にしてはとても高い声で、女性が歌っているのかと間違えてしまうくらい。
女性の失恋を歌った内容なので、声がとてもピッタリとハマっています。
スナックなどでしっとりと歌い上げるのがいいですね。
今回は3つのカバーバージョンを取り上げてみました。
研ナオコ
まずは研ナオコバージョンです。
メモリーグラスのカバーの中では一番ハマっているのではと思われます。
研ナオコのダルそうでアンニュイな歌がこの曲にピッタリ。
メモリーグラスはこのように歌うのだというお手本のようなものですね。
バラエティでの活躍が目立ってしまう研さんですが、本職の歌手での表現力はさすがです。
藤圭子(藤圭以子)
続いては藤圭子。
「圭子の夢は夜ひらく」のイメージが強いですが、メモリーグラスも見事に歌い上げています。
研ナオコに比べると、多少強い女が歌っていると言う感じですが、こういう表現も悪くないですね。
吉幾三
再生はこちらから。
最後は珍しい吉幾三バージョンです。
こちらは・・・、吉幾三そのままです(笑)
いや、歌が上手いのは間違い無いのですが、吉さんの個性がそのまま反映されています。
水割りではなくて、焼酎か日本酒が似合います。
演歌歌手は、カバー曲のレコードを出すことが結構あり、これもその1つとしてメモリーグラスを取り上げたのでしょう。
この曲をセレクトしたセンスはいいのですが、吉さんの歌と合うかどうかは・・・、まあ人それぞれですね。
最初は違和感があるかもしれませんが、何度か聴いているうちに病みつきになるかも?
今回はメモリーグラスを取り上げましたが、演歌歌手がポップスやロックなどをカバーしている曲を聴くのは結構面白いかもしれません。